てんぱのたわごと

ご覧の通り文章力がありませんがどうぞお付き合いください。主だって趣味のお話です。

悪童

ブログを移設したため、日付がめちゃくちゃですがお気になさらず。

2015年8月28日

 

(※悪童ネタバレあります)




TEAM NACS第15回公演『悪童』、死ぬほど観に行ってました。学生のくせに。名古屋公演で4回、福岡公演で2回、そしてこれから東京の大千秋楽。まぁ大きな声では言えることではありませんよ。でも後悔だけはしたくなくて。ドレッサー、カチバスを観に行けなかった悔しさをもう経験したくない。行けるときに行っとこうと。貪欲なやつだと思われてもしかたがない…。回数重ねてはじめて分かること、感じることがあるということを今回はじめて実感できたんです。というかバカだから1回で理解できないんですそもそも。今まで一つの作品は観て2回までだったから。特に悪童は回数重ねる価値があった作品かもしれない。5人がほとんどずっと舞台上にいて、それぞれすごく細かい演技をしている。その細かい演技こそが伏線だったりする。すべての役の動作を確認するにはどうしても一回では足りなかった。

 私は子猫であるので、親猫観察は欠かせない。エロッチがダンボールにお菓子と午後ティーを取りに行き、食べるところまでずーっとウォッチングしている。お菓子の袋を開けるのだが、時々かたいのがある。そのときが至高でな。「うっ><」って開けてる姿がとてつもなくかわいい…。食べるお菓子はサッポロポテトやらかっぱえびせんやら。各公演のお菓子を教えてほしいな…。一番ツボだったのはハッピーターンハッピーターンやぞ………おっさんがハッピーターンをぽりぽり………

 エロッチは本当にゾクゾクする役だった。飄々としていて少し闇を抱えていて。バットを笑いながら振り続けるエロッチには鳥肌が立った。こういうのが見たかったんだ。狂気の大泉洋。上手の一番前の席で見たい…(実際はほぼ下手だった。下手は下手で良い。) そしてそんな彼が最後は無邪気にどんでん返しだ。ビビさんが立てた「西くんブラック説」にのっとるとエロッチはとんでもない天使だった。西くんひとりで企てた計画が成功したぞよし撤収!というときにあのエロッチが全部ひっくり返してしまうのだから。でも記憶ズルズルの真っ最中のエロッチはとてつもなくかっこいい。(思い出しちゃったときはかわいい)エロッチがズルズルし始めた瞬間はどこなのか。これこそ観察していないと気づけない部分。他の人が喋ってるところだから観てない人も多かったんじゃないかな。これは何回も観てるが故の…ゴニョゴニョ

悪童の考察はどうしてもひとりでは限界がある。観た人たちが自分の見解を出しあって、乙姫総長の絵のごとくピースが埋まっていって(うまくねーよ)はじめて見えてくる側面がある。それが今すごく楽しい。「西くんブラック説」なんて自分では思いつかなかった。聞いたとき、言われてみればそうだ…!となったもの。 これからもまた新しい見解が出てくるかもしれない。もっともっと語り合って悪童の深いところまで追求していきたい。ほぼエロッチのことしか書いてなくでごめんなさい!